SONY ICB-88H 送・受信ともにできないとのことでお預かりしました。


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分解です。


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送・受信ともできず、送信は電波が全く出ていない状態です。

PLLが発振していませんでした。

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PLL部分には金属のシールド板が付けられています。

パターン面側のシールドを取り外したところです。

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部品実装面側のシールドを取り外したところです。

水晶発振子は1個だけです。

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パターンにハンダクラックがあったため修復しました。

パターンを点検し、その他のあやしい場所も修復しました。

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PLLが回復し発振しました。


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電解コンデンサーをオール交換しました。

しばらく通電してエージングです。

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電解コンデンサーの残骸です。


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各部の調整。

サービスマニュアルには信号などの取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)が無いのでスズメッキ線を取付けます。

複数箇所に取付けます。 例えばここ、

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ここ、など。


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VCO電圧を規定の3Vに調整。


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PLLの発振出力が最大になるように調整。


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基準発振の調整。

最大になるように調整します。

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受信感度調整。

サービスマニュアルでは27,080Mhzにて調整を実施するとのこと。

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受信感度が最大になるように調整しました。


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受信感度の測定。

8CHで確認しました。

ー109,0dBm 

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Sメーターはほとんど振れませんが復調されています。


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チャンネルスキャンの調整。


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スキャン点滅のスレッショルド点をVR3にて調整します。


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送信調整。

ICB-88Hはヘリカルアンテナ仕様ですが、本機はロッドアンテナに交換されています。

アンテナを伸ばした状態で、

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電界強度計の指示が最大になるように調整します。

ヘリカルアンテナからロッドアンテナに交換した場合は、ローディングコイルを含めた再調整が必要ですが、今度はバッチリですね。

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周波数。

27,144Mhz

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出力 0,5W


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スプリアス良好。


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消防団や自治会などで使われていたCB無線機が、昨今のフリーライセンス無線ブームに乗って流通するようです。

不調のCB無線機は廃棄されるものも多いと思いますが、復活させたいですね。

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