マイクアンプにノイズが乗るとのことでお預かりしました。

KATSUMI スピーチプロセッサー MC-902

IMGP3078

自作のマイク切替え器と組み合わせるとノイズが出るとのことです。

確かに「ビーーー」っと言うノイズが派手に乗りますね。

ノイズの種類としては電源のハムノイズではなさそうです。

IMGP3079

自作品ということで、配線がどうなっているか検証することから開始です。


IMGP3080

心得のある方の自作品であることがわかります。

これだけの回路を考える技量もあり、各処置の方法もたいへんいい仕事です。

IMGP3081

自作品には回路図が無いため、テスターで総当りです。


IMGP3082

マイクにあっても、PTTを押す前と押した後がどうなるのか配線をたどります。

配線の検証は頭を悩ましますね、もうわからん!って感じです。

TM−Ⅱというマイクの配線も難解で、こんなふうにしなくても良いのにと思うところがあります。

IMGP3083

TM-Ⅱ側の配線を全く変えること無く、自作の回路を構築したのはたいへんご苦労されたと思います。

配線を検証した結果、理屈ではループしたオレンジ色の配線は必要ないことがわかりました。

IMGP3085

このように、オレンジの配線を外しても動作します。

しかし、ノイズはもっとヒドイことになってしまい、製作者がノイズと戦った際のご苦労がわかりました。 

確かにノイズが軽減されます。

IMGP3084

どんな機器につけ、ノイズが出たときの対策には苦労するのではないかと思います。

2つのマイクを切り替えるというギミックは、双方のマイナス電位を合わせることで解決しました。

IMGP3086

使ってみてください。


IMGP3087