ICB-770 ICB-770 チャンネルスイッチ不良でお預かりしました。


IMGP4837

電池ボックスのスポンジがボロボロでしたので剥がしました。

触っただけでもボロボロと粉になって無線機の中に落ちてしまいます。

IMGP4840

ハンダ不良やパターン剥離を点検してゆきます。

やしい場所は再ハンダです。

IMGP4841

電池ボックスを外し部品が見えるようになりました。

コンデンサーの状態を点検します。

IMGP4842

送・受信が出来ない周波数があり、チャンネルスイッチが不良です。


IMGP4843

チャンネルスイッチを取り外しました。


IMGP4844

接点が酸化しています。


IMGP4845

アルコール洗浄しました。


IMGP4846

ケミカル用品では酸化膜が落ちないため接点を研磨しました。


IMGP4847

組み立て取り付け、スイッチ不良は解消しました。


IMGP4848

電解コンデンサーをオール交換しました。

カスタマイズです。 

マイク、音に関するところはオーディオ用コンデンサー及び、フィルムコンデンサーに交換しました。
変調も受信音もFBになります。

オーディオ用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー

IMGP4849


IMGP4850


IMGP4851

オーディオ用抵抗。


IMGP4855

コンデンサーに通電しエージングをしたところで調整にはいります。

検波ダイオードを交換しました。

IMGP4857

受信感度が最大になるように調整。


IMGP4856

受信感度。

ー120dBm が聞こえるレベルです。

IMGP4858

Sメーターに関係しているトランジスターのPIN足が真っ黒です。

2SC710

IMGP4868

トランジスターの性能が低下、hfeは65です。

2SC1815GRに交換しました。 hfeは500

IMGP4867

トランジスター交換にともない指示が変化したことから、Sメーター調整用のVRを取り付けました。


IMGP4866

Sメーターの照明をLED化しました。


IMGP4853

交換した部品です。


IMGP4869

周波数。

27,144MHz

IMGP4862

ロッドアンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整。


IMGP4863

電界強度計の指示が最大になるように調整しました。


IMGP4864

出力。

0,5W

IMGP4860

スプリアスの状況。


IMGP4861

ICB-770 名機です。


IMGP4870