IC-706 144Mhz受信できないとのことです。


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受信感度が低下するのはRFプリアンプが不良の場合が多いです。

1段目にあるプリアンプICから点検します。

IC1 upc1658

Screenshot from 2022-11-18 01-28-31

矢印のものがプリアンプICです。

ICを見たところ、IC横のコイルが2個が基板から剥がれているのを発見しました。

うち1個は無くなっています。

中からコロンと落ちてこないか無線機を振ってみましたが、残念ながら落ちてきませんでした。

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回路図で見ると、L34、L27で、ともに1,2uHであることがわかりました。

L34はプリアンプIC upc1658 のVCC電源です。

電源がバツになったためICが動作せず受信感度が低下したのです。

Screenshot from 2022-11-18 01-31-12

無くなったコイルは手持ちのコイルを取付けました。

電源コネクターを避けるようにしました。

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電源コネクターを抜き差しするとコイルに当たります。

そのためコイルが破損してしまうという始末です。

コネクターをカットしてコイルの逃げシロを作りました。

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受信感度を調整中です。


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受信感度を最大に調整しました。


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145Mhz 受信感度復活しました。

ー122,7dBm (SINAD)

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HF帯のWARCバンド拡張をします。

メインユニットのD58にダイオードを取付けます。

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回路図では、D58 DAN222 を取付ければOKです。

前記の画像のとおり、横に並んでいるように小さい部品であることがわかります。

Screenshot from 2022-11-18 01-51-02

DAN222ではなくても赤く書いてあるように回路図どおりになれば良いのです。

シリコンダイオード1S1588を取付けました。

1N4148などでも良いと思います。

接着剤で固めてあるところは50Wー100W切替スイッチで、100W機をメーカーにて50Wに固定したとのことです。

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片方は基板に乗っているダイオードにハンダ付けすればOKです。

回路図のとおりダイオード2本にしましたが、理屈では1本でも良いのがわかります。

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7,110Mhzで送信。

バンド拡張OKです。

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7,110Mhz 50W


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測定と調整。

周波数 7,10Mhz FM

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スプリアス良好です。


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受信感度。

7,10Mhz SSB ー123,0dBm

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受信感度スペックシール添付しました。


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IC-706 706mk2 706mk2G と発売されました。

本機は無印706ですが、中波からVHF帯までフルカバーできる小型無線機です。

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