RJ-380 電源逆接続による故障です。

RJ-380の外部電源は特殊な形状となっており、専用プラグが必要です。
本機はSONYタイプに変更されていますが、SONYも+−の極性が逆になっています。
使い勝手ではSONYタイプのプラグが良いですね。
極性を逆接続にしたとのことで、通電するも、うんともすんとも言いません。
やっちまった。。。ガッカリだと思います。

破損しているところがないか調べます。


パターンの焼け断線、部品の破損もないようです。
目視での異状はありませんでした。

電源ラインを追いかけてゆきます。

回路図から総あたりで調べると、Q11のトランジスターにエミッタ電圧が無いことがわかりました。
2SC1684破損のため、2SC1815に交換しました。
復活です。

電解コンデンサーをオール交換しました。

Sメーターがマイナスに振れます。
メーター回路に異状がないのを確認後、0点補正をしました。

交換部品です。

測定と調整。
周波数 27,144Mhz

出力 0,4W
ナショナルはどの機種も平均的な出力です。

スプリアス良好。
優秀ですね。

受信感度を最大に調整。

受信感度。
ー117,0dBm

電源の逆接続は大丈夫なこともありますが、大きな電流が流れるバッテリーではアウトです。
そこは運としか言いようがないですね。

早速明日からF層交信楽しみます
バッテリー直結をやめてエネループにします(反省)
知識、技量には頭が下がります
昭和の無線機を大切に使います
結果が出ることを願っています。