移動運用のとき、無線機の電源に発電機や商用電源を使えれば良いのですが、安定した電源もない場合は自動車用バッテリーで運用する機会が多いと思います。

自動車バッテリーの電圧低下にはエンジンを掛けておけば良いのですが、駐車場などで運用するときに静かな環境では周りに気を使いますよね。

エンジンを掛けなくてもバッテリーの電圧12Vを無線機の定格電圧13.8Vに昇圧できればFBですよね。

そのためのDC-DCコンバーター。

出力は13.8V  25Aあります。

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このコンバーターは、自動車用ライト(前照灯)の光量低下を防止するのため製品のようです。

中国製で値段は3000から6000円ほど、インターネットオークションで入手しました。

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トランジスターのスイッチングで発振させて昇圧、整流してコンデンサーで平滑する回路のようですが、使い方や回路図は付属しておらずネット上にもありませんでした。

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さっそく改造。

ターミナルを取り付けました。

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入力電圧を6Vに設定してみました。


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なんと!

電圧6Vでもしっかりと13.8Vに昇圧してくれました。

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このとおり! 

例えばバッテリー電圧が9Vに低下したくらいではどうってことないです。

かなり良いですね。

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長時間の運用でバッテリーの電圧が低下するとエンジンが掛からなくなるので注意が必要ですが、テスターなどで電圧監視しながらエンジンを止めたままで運用が出来ます。

PTTを押した途端または電圧低下に弱い無線機の電源が落ちる方、フルパワーが出ないのが気分が悪いという方の身方になりそうです。

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