TM733 430の受信感度が悪いとのことで、お預かりしました。

受信感度を調べてみると、確かに感度が悪いです。
ー81dBmほどでした。

Sメーターもほとんど振れません。

430Mhz側の基板を取外します。

アンテナケーブルの取り外しです。

145Mhzと430Mhzの基板同士をつなげる貫通ピンです。
ハンダを取らないと基板を分離できません。

430Mhzの基板が外れました。

貫通ピンのところ、

よく見ると、ダイカストのフレームにハンダが接触しています。

貫通ピンを外してみるとこのとおりでした。

ハンダを除去しました。

何回も修理したようで、苦労のあとが見えます。
アンテナケーブル取り付け場所です。

パターンが剥離しています。
取外しは2回くらいが限度でしょうね。

強化のためドリルで穴を開けます。

裏側はレジストを削りました。

スズメッキ線を通し、

両側をハンダ付けします。

強化処理しました。

受信感度が悪いとのことで、RF AMP 3SK241 2箇所を交換します。

3SK241

チップ部品は小さいですね。

取外し。

取り付けました。
これでどうかな。
ここで全部組み立てて、感度の回復を期待しましたが。。。
残念! 受信感度は回復しませんでした。
別の場所に原因があるようです。

再度、分解し直しですね。
オーナー様が10W機のジャンクを送ってくれました。
基板ごと移植したいと思います。

10Wの基板を外し。

ハイパワー機の基板を比較し、足りない部品を移植してゆきます。

冷却FAN周辺の部品を取外します。

交換する10W機にはFANが無いため、いろいろ移植します。
電解コンデンサーも無いですね。

FANコネクタ取外し。

チップ部品を移植します。

裏側の抵抗など、2個の部品を移植します。

移植後の状態です。

電解コンデンサー取り付け。
FAN周りの部品全ての移植が完了しました。

10W機のスイッチダイオードです。

ハイパワー機のダイオードと比較してみると、少し大きいのがわかります。
このような違いを見逃さないようにします。

ハイパワー機は耐圧が違います。

ファイナルモジュールの移植。

電源ケーブルの取外し。

好みのタイプに交換です。

冷却FANが回りません (ToT) なぜでしょう?
いろいろ原因を探しまわったところ、FANが物理的に固くて回らないのでした。

ガリガリいって回りません。


心棒を支えている止め板が緩くなったため、FANが永久磁石に密着して回らなくなったのでした。

止め板を固定したところ、FANが回るようになりました。
この症状は初めてです、ってこんな構造になってるとは、弱い構造だと思います。

周波数調整。


FMデビエーション調整。
規定の4.3Khz
144Mhzが1/2しかなく、変調のかかりが小さかったと思います。

出力
145Mhz 30W

430Mhz 25W

Sメーター調整。


スプリアス良好。
145Mhz

同 433Mhz

受信感度。
コイル再調整後 −137.1dBm (SINAD)

コイル再調整後 −141.5dBm (SINAD)
430Mhzの感度は回復しました。
たいへん良い感度ですね。

TMシリーズの中でも、733は特に分かりやすいレイアウトの無線機です。


受信感度を調べてみると、確かに感度が悪いです。
ー81dBmほどでした。

Sメーターもほとんど振れません。

430Mhz側の基板を取外します。

アンテナケーブルの取り外しです。

145Mhzと430Mhzの基板同士をつなげる貫通ピンです。
ハンダを取らないと基板を分離できません。

430Mhzの基板が外れました。

貫通ピンのところ、

よく見ると、ダイカストのフレームにハンダが接触しています。

貫通ピンを外してみるとこのとおりでした。

ハンダを除去しました。

何回も修理したようで、苦労のあとが見えます。
アンテナケーブル取り付け場所です。

パターンが剥離しています。
取外しは2回くらいが限度でしょうね。

強化のためドリルで穴を開けます。

裏側はレジストを削りました。

スズメッキ線を通し、

両側をハンダ付けします。

強化処理しました。

受信感度が悪いとのことで、RF AMP 3SK241 2箇所を交換します。

3SK241

チップ部品は小さいですね。

取外し。

取り付けました。
これでどうかな。
ここで全部組み立てて、感度の回復を期待しましたが。。。
残念! 受信感度は回復しませんでした。
別の場所に原因があるようです。

再度、分解し直しですね。
オーナー様が10W機のジャンクを送ってくれました。
基板ごと移植したいと思います。

10Wの基板を外し。

ハイパワー機の基板を比較し、足りない部品を移植してゆきます。

冷却FAN周辺の部品を取外します。

交換する10W機にはFANが無いため、いろいろ移植します。
電解コンデンサーも無いですね。

FANコネクタ取外し。

チップ部品を移植します。

裏側の抵抗など、2個の部品を移植します。

移植後の状態です。

電解コンデンサー取り付け。
FAN周りの部品全ての移植が完了しました。

10W機のスイッチダイオードです。

ハイパワー機のダイオードと比較してみると、少し大きいのがわかります。
このような違いを見逃さないようにします。

ハイパワー機は耐圧が違います。

ファイナルモジュールの移植。

電源ケーブルの取外し。

好みのタイプに交換です。

冷却FANが回りません (ToT) なぜでしょう?
いろいろ原因を探しまわったところ、FANが物理的に固くて回らないのでした。

ガリガリいって回りません。


心棒を支えている止め板が緩くなったため、FANが永久磁石に密着して回らなくなったのでした。

止め板を固定したところ、FANが回るようになりました。
この症状は初めてです、ってこんな構造になってるとは、弱い構造だと思います。

周波数調整。


FMデビエーション調整。
規定の4.3Khz
144Mhzが1/2しかなく、変調のかかりが小さかったと思います。

出力
145Mhz 30W

430Mhz 25W

Sメーター調整。


スプリアス良好。
145Mhz

同 433Mhz

受信感度。
コイル再調整後 −137.1dBm (SINAD)

コイル再調整後 −141.5dBm (SINAD)
430Mhzの感度は回復しました。
たいへん良い感度ですね。

TMシリーズの中でも、733は特に分かりやすいレイアウトの無線機です。

また、恐縮ですが修理依頼は受けておりますでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
ブログへの訪問、コメントありがとうございます。
電源が落ちる原因は多岐に渡ります。
電源コードの中間にコネクタがある場合は、コードが揺れる度に接触不良を起こしているかも知れません。
同様にヒューズボックスがある場合も、ヒューズ関係を確認してみることが必要です。
その他、基板のハンダクラック、コントロール部分のセパレートケーブルまたは接点端子の接触不良などです。
コメントありがとうございます。
場所による、とのことですのでノイズ元が近くにあるかも知れませんね。
最近は電光掲示板があるところや、ハイブリッド車が近いときに、メインチャンネルにノイズが出ます。
遅い時間に、返信していただきありがとうございます。参考になりました、また不明な点がありましたら質問させていただきます。
了解しました、またいつでもご用命ください。