FT-736 エンコーダ不良のためお預かりしました。
メインエンコーダ周波数が変わらず動作しません。
コントロールユニットのロジックICを点検。
ダイヤルエンコーダからの信号を正しく処理しているでしょうか。
IC ボルテージチャートにより、各ICのピン足に出る電圧が正しいか確認します。
理論回路にそって点検すると、チャートと合わないところがありますが、ロジックICの異常ではないようです。
メインダイヤルエンコーダ。
接点復活剤をふきかけた跡があり、油だらけになっていました。
CRCなどを吹きかけて復活することはなく、ご法度です。
エンコーダを取外して油を拭き取りました。
エンコーダを分解しました。
光学式のタイプです。
発光部のフォトダイオード(赤外線LED)と、受光部の部品です。
フォトダイオードが発光している状態は人間の目では見えません。
このように、デジタルカメラで撮影すると光っているのが確認できます。
光量がだいぶ弱っています。
フォトダイオードを取外しました。
この部品メーカーに在庫は無く、さがしてもありません。
エンコーダユニット自体も全く無いです。
光量が弱っていますが、テスターで測るとダイオードとしてのデータは取れます。
こちら、受光部の半導体部品です。
フォトダイオードと同じ形をしています。
LED等フォト半導体に逆に光を当てると、逆変換によって起電力が発生(正確には吸収といい、自分が発光する光と同じ色のときの吸収が一番強い。)します。
太陽電池はこれと同じ原理です。
テスターではキャパシタとしてデータが取れました。
フォトダイオードはこんなところにあります。
マウス。
昨今の光学式ではない、ボール式のマウスです。
分解です。
矢印の部品がフォトダイオードです。
この部品を移植します。
ボール式マウスは光学エンコーダなのです。
スバラシイ!
ボール式のマウスは、もう世の中から無くなってしまうので、フォト部品の保守のために手に入れておいたほうが良いでしょう。
部品を移植しました。
光量アップです。
組み立てました。
ロット違いのFT-736には違ったエンコーダが付いています。
これも光学式エンコーダです。
軸受けの太さが異なっており、そのままで付くわけではありません。
周波数も変化するようになりました。
バックアップ電池を交換しました。
電圧はほとんど無くなっていました。
ソケット式に交換しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数調整。
さすがはTCXOです、周波数はとても安定しています。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
出力
145Mhz 13W
433Mhz 20W
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
受信感度。
ー142.0dBm (SINAD)
ー141.2dBm (SINAD)
高級機ですね。
メインエンコーダ周波数が変わらず動作しません。
コントロールユニットのロジックICを点検。
ダイヤルエンコーダからの信号を正しく処理しているでしょうか。
IC ボルテージチャートにより、各ICのピン足に出る電圧が正しいか確認します。
理論回路にそって点検すると、チャートと合わないところがありますが、ロジックICの異常ではないようです。
メインダイヤルエンコーダ。
接点復活剤をふきかけた跡があり、油だらけになっていました。
CRCなどを吹きかけて復活することはなく、ご法度です。
エンコーダを取外して油を拭き取りました。
エンコーダを分解しました。
光学式のタイプです。
発光部のフォトダイオード(赤外線LED)と、受光部の部品です。
フォトダイオードが発光している状態は人間の目では見えません。
このように、デジタルカメラで撮影すると光っているのが確認できます。
光量がだいぶ弱っています。
フォトダイオードを取外しました。
この部品メーカーに在庫は無く、さがしてもありません。
エンコーダユニット自体も全く無いです。
光量が弱っていますが、テスターで測るとダイオードとしてのデータは取れます。
こちら、受光部の半導体部品です。
フォトダイオードと同じ形をしています。
LED等フォト半導体に逆に光を当てると、逆変換によって起電力が発生(正確には吸収といい、自分が発光する光と同じ色のときの吸収が一番強い。)します。
太陽電池はこれと同じ原理です。
テスターではキャパシタとしてデータが取れました。
フォトダイオードはこんなところにあります。
マウス。
昨今の光学式ではない、ボール式のマウスです。
分解です。
矢印の部品がフォトダイオードです。
この部品を移植します。
ボール式マウスは光学エンコーダなのです。
スバラシイ!
ボール式のマウスは、もう世の中から無くなってしまうので、フォト部品の保守のために手に入れておいたほうが良いでしょう。
部品を移植しました。
光量アップです。
組み立てました。
ロット違いのFT-736には違ったエンコーダが付いています。
これも光学式エンコーダです。
軸受けの太さが異なっており、そのままで付くわけではありません。
周波数も変化するようになりました。
バックアップ電池を交換しました。
電圧はほとんど無くなっていました。
ソケット式に交換しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数調整。
さすがはTCXOです、周波数はとても安定しています。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
出力
145Mhz 13W
433Mhz 20W
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
受信感度。
ー142.0dBm (SINAD)
ー141.2dBm (SINAD)
高級機ですね。
拝見させてもらいました。
いやー素晴らしい 応用技術に敬意を表しております。
なんとお見事な 修理 修復
お願いして 大変良かったと思っております。
よみがえった 無線機 大事に使用したいと思います。
ボール式のマウスですね 職場で在庫出てきたら
修理用として お送りします。お使い下さい。
今後ともよろしくお願いします。
この時代の無線機はディスクリートで組まれているので、汎用部品にて修理が出来ます。
部品の入手は厳しくなってきましたが、代替えで何とかなるギリギリの境い目ですね。
アイデアがある限り頑張ろうと思います。
感謝