IC-208 不調とのことでお預かりしました。
飛びも受けも良くないとのことです。
Fズレから確認します。
お預かりした時点でのFズレは、それほどでもないです。
メーカーでの調整ではOFFバンドにならないように、どの無線機もこのくらいになっています。
433Mhzも、それほどでもないです。
IC-208は内部にコイルやトリマなどは無く、調整するところは一切ありません。
調整はソフト的にコマンドにて行います。
コマンド調整モードに入るためには、サービスマニュアルによれば、マイクモジュラ−ジャックの2番と7番の間に抵抗を付けることとなっています。
この抵抗値2.2kΩは間違いで、正しくは22kΩです。
ここで皆、調整モードに入れず悩んだ方もいるのではないかと思います。
IC-208のサービスマニュアルは、これ以外にも誤記が多く注意が必要です。
8ピンのモジュラ−ジャックを用意して
2番と7番の間に抵抗を付け、スイッチで切断できるような治具を作りました。
SET+BAND同時押しで電源を入れると、コマンド調整モードとなります。
以下、全ての調整はコマンドにて行いCPUに書き込みます。
オーナー様から指摘のあったFズレを調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
変調もバッチリかかります。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
送信出力低下していました。
5Wしか出ていなかったところ、20Wに調整。
受信感度
Fズレ解消により、
ー139.5dBm (SINAD)
レピーターもよく聞こえるようになりました。
ー134.9dBm (SINAD)
Sメーター調整。
周波数ダイヤルが固くて回しずらいです。
チャタリングもあり、周波数が飛んでしまいます。
分解しました。
接点がだいぶ汚れていますね。
ダイヤルが固い原因は、金具の曲りです。
このように、ダイヤルが強く押されたりすると金具が曲がってしまいます。
無線機を落下させたのでしょうか。
金具の曲がりを平らに修整しました。
接点を洗浄しました。
接点用コンタクトグリスを塗布しました。
これでOK。
周波数の飛びもなくなりました。
送信・受信ともに、基本性能は引き出しました。
使ってみて下さい。
飛びも受けも良くないとのことです。
Fズレから確認します。
お預かりした時点でのFズレは、それほどでもないです。
メーカーでの調整ではOFFバンドにならないように、どの無線機もこのくらいになっています。
433Mhzも、それほどでもないです。
IC-208は内部にコイルやトリマなどは無く、調整するところは一切ありません。
調整はソフト的にコマンドにて行います。
コマンド調整モードに入るためには、サービスマニュアルによれば、マイクモジュラ−ジャックの2番と7番の間に抵抗を付けることとなっています。
この抵抗値2.2kΩは間違いで、正しくは22kΩです。
ここで皆、調整モードに入れず悩んだ方もいるのではないかと思います。
IC-208のサービスマニュアルは、これ以外にも誤記が多く注意が必要です。
8ピンのモジュラ−ジャックを用意して
2番と7番の間に抵抗を付け、スイッチで切断できるような治具を作りました。
SET+BAND同時押しで電源を入れると、コマンド調整モードとなります。
以下、全ての調整はコマンドにて行いCPUに書き込みます。
オーナー様から指摘のあったFズレを調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
変調もバッチリかかります。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
送信出力低下していました。
5Wしか出ていなかったところ、20Wに調整。
受信感度
Fズレ解消により、
ー139.5dBm (SINAD)
レピーターもよく聞こえるようになりました。
ー134.9dBm (SINAD)
Sメーター調整。
周波数ダイヤルが固くて回しずらいです。
チャタリングもあり、周波数が飛んでしまいます。
分解しました。
接点がだいぶ汚れていますね。
ダイヤルが固い原因は、金具の曲りです。
このように、ダイヤルが強く押されたりすると金具が曲がってしまいます。
無線機を落下させたのでしょうか。
金具の曲がりを平らに修整しました。
接点を洗浄しました。
接点用コンタクトグリスを塗布しました。
これでOK。
周波数の飛びもなくなりました。
送信・受信ともに、基本性能は引き出しました。
使ってみて下さい。
送受信とも不調でしたが、まさか送信電力が5Wだったとは・・・。
送信電力のような基本的なことを自分で確認できていなかったことを反省するとともに、JHGさんの基本に忠実、かつ測定器を使いこなす技術に尊敬いたします。
またダイヤルが固いところまで手を入れていただき、JHGさんが無線機を本当に大切にしていることを感じ、またJHGさんの無線機に対する愛情も感じます。
そんなJHGさんだからこそ、他のブログの記事を見ても思うのですが、オーナーの無線機に対する愛情を感じ取ることができたり、また無線機が発する救いの声も聞こえるのだと思いました。
なお動作を確認しましたが、当局で確認できる部分はお話を頂いたとおり、すべて正常です。まだ交信実験はできていませんが、近々移動運用で使用するときが楽しみです。
技術的にも精神的にも、今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
趣味程度の技量であり、分からないことばかりで調べながらやっています。
いろいろな無線機を見る機会をいただき、たいへん有り難いことです。
初めて買った無線機や、OMさんからジャンク品だけど譲り受けたなど、故障したまま眠ってる無線機があります。
オーナー様からは、いつ危険物で捨てられるかも知れません。
しかし、オーナー様は見捨てないで私にたくしてくれます。
そういう無線機にも、もう一度陽の目を見てもらい、その本当の実力をオーナー様に見てもらって欲しいと思うのです。
全機、調整テストを実施しているのでスペックが分かっている無線機として可愛がって欲しいと思います。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
変更したのはパワー調整のコマンドのみです、その前にリセットしました、回答が可能でしたらよろしくお願いします。
ブログへの訪問、コメントありがとうございます。
IC-208の実機が今は手元に無いために検証のしようがありませんが、コマンド入力にて設定を変更したあとBANDキーを押して確定させたら、マイクコネクタに差し込んでいたジャンパーピンなどを一切取り外してください。
その上で電源再投入して通常モードに復帰させます。
変更が反映されていなければCPUの異常などが考えられます。
そうですか、送信出力の変更はアマチュア無線機だけが出来る重要な要素だけに残念なことです。