ケンプロ工業株式会社 KP-121 動作しないとのことでお預かりしました。

ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。

断線、基板のハンダ不良などを点検。

10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。

10.7Mhzの発振はOKです。

モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。

機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。

パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。

RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。

MC1496G
オーナー様から送っていただきました。

2箇所を交換しました。

電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。

TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。

研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。

音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。

こちらも異常なしです。

検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。

修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。


ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。

断線、基板のハンダ不良などを点検。

10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。

10.7Mhzの発振はOKです。

モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。

機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。

パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。

RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。

MC1496G
オーナー様から送っていただきました。

2箇所を交換しました。

電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。

TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。

研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。

音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。

こちらも異常なしです。

検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。

修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。

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