STANDARD C-150 カスタマイズ

C-150をカスタマイズのため、お預かりしました。

C-150は、舶来の粗悪な電解コンデンサーを使ったために、故障が多いハンディー機です。

ほとんどが電解コンデンサーの劣化ですが、コンデンサーが液漏れをおこし、基板を腐食させていることもあり、やがて不調になります。

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お預かりしたC-150は過去に修理をした形跡があります。

これは、アンテナの部分ですがスゴイ焼け方をしていますね。

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ハンダを除去し、キレイにして再生です。


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スチール製シールドカバーの中に、電解コンデンサーがあります。


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シールドを外した状態です。

コンデンサーが4個確認できます。

過去に交換された形跡はありません。

全て液漏れを起こしていましたので交換しました。

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今回のテーマは、末長く使用できるように「カスタマイズ」しますので、液漏れの心配がないチップタンタルコンデンサーを使います。

部品の値段は高いですが、周波数特性も良く長く使えるでしょう。

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こちらはディップタンタルコンデンサーです、こちらも要所で使います。


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チップタンタルは面実装部品ですので、足が必要な場所ではこのように足を付けます。


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過去の修理の時に交換したとおぼしき、ボタン電池です。

電極がボロッと取れてしまいました、いもハンダです。

リチウム電池へのハンダ付けはオススメしません。

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電圧を計ると、2.94Vでしたので新品に交換しました。


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その2へ続きます。