KENWOOD TR-751

ボリュームにガリがあるとのことで、お預かりしました。

ロータリーエンコーダも滑りぎみとのことで、合わせて修理します。

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ボリュームの部品を取り外した状態です。

真っ黒な油まみれになっています、CRCか接点復活剤をふきかけたのでしょう。

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TR-751・851シリーズのボリュームは、ALPS製のものが使われていますが、このように接点が外れてしまいます。

ガリの原因のほとんどは、この部分のトラブルです。

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内部が油でベタベタでしたので、アルコール洗浄しました。

カーボン抵抗体と接点です。

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分解した部品はアルコール洗浄のあと、十分に乾燥させます。

外れた接点も修復しました。

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カーボン抵抗体に、グルリと薄く接点復活剤を塗布します。


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ボリュームは手前に見える長いピンで貫通されていますが、分解のために抜くとピンは使えなくなります。

よって、ゼムクリップで貫通して固定しました。

クリップの長い部分は切断します。

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修復したボリュームです。


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エンコーダが滑るとのことで、外して分解します。


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内部は接点が油でベトベトでしたので、洗浄しました。

手前にあるのが、カチカチとクリック感を出しているボールですが、オーナー様はカチカチがイヤダ!とおっしゃります。

取り外しました。

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ボリュームのガリも無くなりました。

エンコーダのボールを外してクリック無しにしましたが、これが絶妙です。

すーっと流れるように連続して可変します、おすすめの改造です。

SSBにはこのほうがGOODですね。

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