YAESU FT-221 レストア(その2)

各ユニットが別れているところは、業務用の無線機みたいです。
この方法は異状のあるユニットだけを交換すれば良く、バージョンアップもしやすいため、業務用ではメリットがあります。

13個あるユニット全ての劣化部品を交換しました。

マーカーユニットの発振器1MHzの調整をしているところです。

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上記ユニット、マーカー発振器の周波数を1MHzに調整したところです。

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Sメーターとセンターメーターの調整です。

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MARKとDISCスイッチをONにして、上記のVRを交互に調整してメーターがセンターを指示するように調整します。

相手の受信周波数にVFOを合わせ、一致するとセンターを指示します。

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20dBのアッテネーターを介してスケルチ開、換算で、ー145.9dBm

部品が交換されて、40年以上前の無線機としては満足できる受信感度になりました。

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当初はパワーが出なくて、お先真っ暗で困りましたが、マイクアンプユニットの部品を交換したところパワーが出るようになりました。

ファイナルは今の無線機のようなパワーモジュールではなく、BAM20とBAM40という変わった型番のトランジスターです。

ファイナルが逝ってなくて良かったです。
13Wです。

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セレクタスイッチの接触不良やVFOの直線性が良くないなど、まだまだ課題がありますが、なんとか使えるようになりました。

VFOはいいですね、正確にゼロインすることが出来ます。
マーカー発振器でキャリブレーションを取ったり、使っている感があるところは無線通信士の醍醐味を感じます。

ローカルのラグチュウを聞いています。

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