FT-290 LSBのとき送信・受信ができないとのことでお預かりしました。


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LSBのとき送信・受信ができません。


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部品を点検。


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ブロック図からオシレーター発振の水晶を調べます。


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回路図ではこの場所です。


Screenshot from 2023-10-30 23-43-41

水晶発振子が発振していません。


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波形が観測されず発振していません。


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水晶発振子を外してみると基板に油様のあとがありました。


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水晶発振子のピン足にも油様のもが付いています。

基板との浮遊容量が増加して発振が停止したものと思われます。

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基板と水晶を洗浄しました。


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水晶発振子の不良を点検します。

クリスタル検査器

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発振するのを確認しました。

クリスタルの不良ではありません。

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クリスタル検査器の配線図です。

V+から電源5〜12Vを入れます、GNDに電源のマイナスを接続。

OUTとGNDにはオシロスコープや、周波数カウンターなどを接続。

スルー、トリマコンデンサー、コイルをジャンパーにて選択可能。

オシロスコープ、周波数カウンターが無い場合は、広帯域無線機・受信機を近づけて受信すれば、発振周波数を59で受信できます。

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洗浄した水晶発振子を取付けました。

元気良く発振するようになり、LSB OKです。

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希望により、Sメーターの照明をLED化します。


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フロント部はスッキリした分解ができないため、メンテナンス向きの設計ではありません。


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液晶ユニットを外しました。


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ムギ球を取外し。


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LEDに交換しました。


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点灯を確認しました。


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組み立て後に送信できない状態になりました。

いろいろ調べてようやく判明、FT-290はスピーカーの配線を外したままだと送信できません。

無事に送信できるようになりホットしました。

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周波数調整。


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出力 2,5W


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スプリアス良好。


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受信感度。

ー124,0dBm (SINAD)

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受信感度スペックシール添付。


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ロッドアンテナ付きに乾電池も使え、フィールド運用に強いYAESUらしい無線機です。


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