KOI Tiger 片チャンネルの音が出ないとのことです。

オーディオ入力信号を追いかけてゆきます。

片チャンネルの音が出ない原因となるボリュームをメンテナンスします。
ガリもあるとのことです。

カーボン抵抗及び接点を洗浄しました。

組み立て。

電解コンデンサーは劣化してゆくため、全数を交換します。

オーディオ用コンデンサーに交換しました。

音響用 MUSE
ドイツ製 WIMA

KOI Tigerの心臓部。
電解コンデンサーを全交換します。

音響用 ファインゴールド
ドイツ製 WIMA


デジタルアンプIC
STマイクロエレクトロニクス製 TDA7560
温まってくるといい音です。

低音域ウーハー調整ボリューム部。
電解コンデンサー交換 ニチコン ファインゴールド

パターン、ハンダ不良を確認中、ボリューム基板にハンダブリッジを発見しました。
製造時からの不具合です。

ハンダを吸取り。

再ハンダにてやり直し。
これでOKです。

入力基板、各部のハンダ不良などを点検。

ハンダがあまい場所は古いハンダを吸取り、新しいハンダでやり直します。

入力ジャックについて。
AUDIO入力にはアッテネーター抵抗が入っています。
前面のLINE入力にもアッテネーター抵抗が入っています。
AUX入力にはこの抵抗が無いため信号ロスがなく、いちばん音がいいのはAUXです。

交換部品です。

組み立て。
コンデンサーの火入れ、エージングを実施します。

視聴中。
Youtube音源 松岡直也ウイシング DANZON (ダンソン)
電源コンセントを逆向きに差し替えて、音の広がりや粒立ちがよいほうにします。
ボリュームを上げてもうるさくなりません。

KOI Tigerはすばらしいオーディオ機器です。

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