TM-441

液晶表示が出ないとのことでお預かりしました。

液晶パネル、コントロール部の接続部分接点を洗浄しました。

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オーナー様がバックアップ電池をソケット化してあります。

基板へのハンダ付けをやり直しました。

ソケットは再利用です。

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LED取り付け。

電流制限抵抗は 270Ωと240Ωです。

基板パターンの断線チェック。

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パネル照明LED化

点灯OKです。

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パネルカバーボタンの抜け加工。

スズメッキ線を巻きつけてストップさせました。

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液晶の表示修理で良いかなあと思っていたところ、パワーが出ないことに気付きました。

ファイナルのネジ山が潰れているのを発見しました。

ネジを取ろうとして、ラジオペンチなどで回そうとしたのでしょうか、半分回したところで固まっています。

ペンチがすべって勢い余り、近くのHIC基板を破損させているではありませんか。

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HIC基板を取り外すしかありませんね。

この基板が破損すると、パワーが出なくなります。

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ネジを回そうとしたところ、確かに固いです。。。。

「ネジザウルス」というプライヤーの登場です。

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この、縦の食い付きじゃなければ回りません。


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「ネジザウルス」で回したところ、ネジが途中でねじ切れてしまいました。


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切れたネジが、穴の中に残ってしまいました。

こうなると厄介です。

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ファイナルは取り外すことができました。


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穴に残ってしまったネジをドリルでさらいます。

少しづつ進めてゆき、全部取りさらうのは根気のいる作業です。

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キレイに除去できました。


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タップでネジ山を切り直します。


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ファイナルを取り付けました。


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破損しているHIC基板の補修です。

トランジスタは割れてしまっています。

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使える部品はなるべく再利用します。

トランジスタは、残念ながら割れてダメでした。

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TM-441の資料が入手出来なかったので、同じようなTM-732用の回路で見ると、破損しているのはこのトランジスタです。

2SC2954のようですが、わかりませんよ。

だとすると、400MHzのときのゲインは15dBです。

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破損したトランジスタ。

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高周波トランジスタの手持に 2SC3357 がありました。

2SC2954より少しゲインが高く、400MHzのとき18dBあります。

これに交換してみましょう。

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HIC基板の補修が完了しました。

2SC3357はVHF・UHF用高周波トランジスタですが、順調に動作してくれることを祈ります。

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やったね! パワー復活。

HI 20W
MID 10W
LO 5W

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周波数。


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スプリアス良好。


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FMデビエーション

規定の4,4Khz

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Sメーター調整。


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受信感度。

ー139,1dBm (SINAD)

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受信感度スペックシール添付。


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TM-441

修理完了です。

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